子育てコーチング PR

【自己肯定感の育て方】子育てコーチングのやり方をまとめました。

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子育てコーチングとは、自分で考えて解決出来る子に育てる子育て方法のことです。
多様性が求められている昨今、モンテッソリー教育や、自己肯定感など興味を持っている方も多いと思います。

自己肯定感のある子に育てるにはどうしたらいいの?

兄弟で個性があるから、どんな関わりしたらいいのかわからない。

いつも怒ってばかりで、疲れた・・・

そもそも子育てコーチングってなに??

そんなママさんに向けて、
15歳からコーチングを学び、現在はチャイルドコーチングマイスター、体操教室インストラクターの私が子育てコーチングをまとめてみました!

子育てコーチングを意識するとこんないいことがあります。

  • 子どもとの関わり方が変わって子どももママも楽しくなる。
  • ママが怒ることが減る!

子育てしているママも楽になりますよ♪

そもそもコーチングってなに?

コーチングとは、子どもが自分で答えを導きだすための技術です。

スポーツ選手の能力を引き出せるように精神面でサポートするコーチや、ビジネスでコンサルタントもコーチングの一種です。

子育てコーチングでは主導権は子どもにあります。

人間は自分で解決する力が備わっている。

という考えのもと、親は子どもが自分で答えを出せるように関わります。

年齢的には自我が芽生える2歳くらいから利用できます

コーチングとティーチングの違い

コーチング子どもが自分で答えを出せるように導くことティーチング教えることです。小さい子どもなどはティーチングで教えていくことも必要です。

子育てコーチングのやり方

子育てコーチングは大きな流れがあります。

1、しっかりと子どもの話を聴く(傾聴)

2、気持ちを受けとる(共感する)

3、話を深めるために聴いてみる(質問する)

4、子ども自身を認めて承認欲求を満たす(承認する)

5、子ども自身に考えさせる(行動させる)

こんな感じです。

では、ここから具体的な方法について、ご紹介しますね。

1、しっかりと子どもの話を聴く(傾聴)

なぜ傾聴が必要なの?

子どもの話をしっかり聞くことで得られるものはこんなものがあります。

  • 子どもとの信頼感が深まって相談されやすくなる
  • 子どもが考えていることがわかる
  • 言葉にならないことも受け止められる(表情や目線など)
  • 聴くだけで落ち着くこともある

コーチングの第一歩は傾聴です。まずはしっかりと話を聴くことから始まります。

え?話なんていつも聞いてるけど?

ですが、意外と傾聴出来ていないんです。子どもが話している途中で口を挟んでしまったり、聞いたふりをしながら、夕飯の段取りを考えていませんか?

そうなんです、意外としっかり話を聞くことは出来てなかったりします。

忙しくて時間を取るのは難しいかもしれませんが、しっかり傾聴すると子どもの反応があきらかに変わってきます。

それでは、傾聴とは具体的にどういうことか、かんたんに3つあげてみますね。

最後まで聴く

まずは子どもとの信頼関係を深める必要があります。ちゃんと話を聞いてくれるという安心感があれば、気軽に相談出来ますよね。

そのために大切なことは、最後まで話を聴くこと。急かさないこと。口を出さないこと。

話の途中で『それって、こういうこと?』と話を取ってしまうことがありませんか?どんなに時間がかかっても、同じ話をくりかえしても、しっかり聴いてあげることが大切なんです。

気持ち(感情)を受け止める

起こった出来事を親が判断するのではなくて、子どもがそのことでどんな気持ちになったのかに意識を向けて、気持ちを受け止めてあげてください。

《ブロックをこわした妹を叩いたお兄ちゃんとの会話》

■親が判断してしまうパターン

みーちゃんがブロックこわしたから叩いたの!
こわされたからって叩いたらダメでしょ?
だって、先にこわしたみーちゃんの方が悪いもん(なんで怒るの?)

■子どもの気持ちを受け止めるパターン

みーちゃんがブロックこわしたから叩いたの!

そっか、ブロックこわされて悲しかったんだね

うん(気持ちを受け取ってもらえて落ち着く)
お母さんに見せようと思ってたのに。
そうだったんだね。それじゃ、お母さんと一緒にもう一回作ってみる?
うん!

このように、気持ちを受け取ると子どもが本当に思っていることを話しやすくなります。まずは、子どもの気持ちを受けとってあげることが大切です。

非言語コミュニケーションを聴く

非言語コミュニケーションとは、言葉以外の情報です。

例えば、表情や声のトーン、目線(目がおよぐ、下を見る)、体の状態(もじもじ、緊張など)です。

言葉より、非言語コミュニケーションから受け取る情報が多いと言われているのですが、特に小さい子どもは言葉にするのが苦手なので、会話以外で表現することが多い傾向にあります。

よく見てあげてくださいね。

2、気持ちを受けとる(共感する)

なぜ共感が必要なの?

  • ちゃんと聴いてくれていると伝わる
  • 安心感を与えられる

相手が共感してくれていると話しやすいですよね。それは子どもも同じです!

それでは、共感とはどういうことか、かんたんに2つにまとめてみました。

共感ってなにをするの?

相槌をうったり、子どもの言ったことを復唱したりすることも共感です。穏やかな表情で、子どもと目線を合わせて、ちゃんと聴いているよと安心させられる状況を作ります

また、安心する言葉かけもしてあげましょう。

・話してくれてありがとう
・そっか、大変だったんだね
・よくがんばったね
こういう言葉を意識してみてください。

I(アイ)メッセージで伝える

I(アイ)メッセージとは
『私はこう思うよ』といったような、自分を主軸においた話し方です。

私たちがよく言ってしまう言い方にYOUメッセージがあります。
『なんであなたはいつもそうなの?』『あなたってこうだよね』という相手を主軸にした言い方です。

こういう言い方をされてカチンときた経験ありませんか?YOUメッセージは批判や決め付けに感じやすい言い方なんです。

《子どもが部屋の片付けをしない場合》

■YOUメッセージ

(あなたは)何回言っても片付けしないよね、早くしなさい!

もぉ、うるさいなぁ

これ、ありがちですよね(笑)

■Iメッセージ

お母さん、部屋を片付けした方がスッキリして気持ちいいと思うんだけど、どどうかな?
確かにそうだね。じゃあ、ご飯までに片付けするね。

自分のことを否定されたわけではないので、片付けしようという気持ちになりましたね。
日本語は主語を言わないことが多いので、意識して話をしてみてくださいね。

3、話を深めるために聴いてみる(質問する)

なぜ質問が必要なの?

質問することによって子どもの考えを引き出すことができます。

そして、質問の良し悪しで子どもの答えが大きく変わってくるので何のために質問しているかを意識することが大切です。

それでは具体的にどういう質問をするのか、3つあげてみますね。

頭の中を整理するための質問

子どもは怒っていても、なんで怒っているのか原因がわかっていない場合があります(大人もそうですけどね)
どうしてそう思ったの?という本質に迫る質問をしてあげると、頭の中が整理できて原因を導き出しやすくなります

その時の状況や感情を引き出すための質問

子どもは順序立てて話すことが難しいので、その場がどういう状態だったのかわからないことがありますよね。そういう時は『どんなふうになったの?』『その時にどう思ったの?』など事実確認感じたことを引き出す質問をしてみましょう。

話がそれたり、停滞したときにする質問

話がそれた場合は、話がひと段落したときに、話を戻してあげましょう。

また、停滞して進まない時は、視点を変えて質問してあげましょう。

《ブロックをこわした妹を叩いたお兄ちゃん》の続き

叩くのはいけないと分かってるけど、叩いちゃうんだ・・・

そっか・・・
じゃあ、妹ちゃんにブロックこわされないようにするにはどうしたらいいかな?(視点を変える)

うーん、あ!妹ちゃんがこわしてもいいのをもう一つ作ればいいんだ!

なるほど!それはいい考えだね!

これは実際に息子との会話で出てきたアイディアです。
子どもから話を聴いていると大人がびっくりするような回答が返ってくることがありますよ!
これも子育てコーチングの醍醐味です。

質問の仕方は他にもいろいろあるのですが、それはまた別の機会に詳しく解説しますね!

4、承認する

なぜ承認が必要なの?

承認することで子どもの存在そのものを認めることができます。子どもの自信につながり、解決に向かおうとする心の準備もできます。

それでは、具体的な承認方法や注意点などを7つまとめました。

承認とほめることは違う!

褒めることは第三者からの評価になります。例えば『今日は起きるの早くてすごいね』と言われると、早起きできたからいい起きられなかったらダメと伝わります。そして、ほめられると、またほめられようとする傾向があります。

承認は事実を述べることです。例えば、『今日は起きるの早かったね』ということです。いい、悪いではなく、ただ起きるのが早かったという事実のみを伝えます

あいさつをする

あいさつも承認の一つです。

そんなものでいいの?と思うかもしれませんが、あいさつすると気持ちいいですし、無視されるとつらいですよね。
そこにいることを認めるという意味でも、あいさつは大切です。

挨拶に名前も含めると更に良しです!!

子どもをよく見る

子どもに関心を持って接していると、認められている、大切に思われていることが伝わります。

小さいお子さんは、 くつが捌けるようになった服が自分で着られるようになったお箸で食べられるようになった という小さいことで良いです。

大きくなってきても日々できることが増えていると思いますし、小さな変化( 髪型が変わった早起きしてきた本をたくさん読むようになった、などなど)をに気づいてあげてくださいね。

承認はI(アイ)メッセージで!

いい成果を指摘する時はI(アイ)メッセージで伝えましょう。

成果をYOUメッセージで伝えてしまうと、結果が認められたと受け止めてしまうことがあります。

■YOUメッセージ

(〇〇くん)100点取れたんだ。すごいね!

■Iメッセージ

〇〇くんが頑張った成果が出たんだね。お母さん嬉しいよ

同じことを伝えるのでも、言い方が変わると受け取り方が変わりますよね。
常に承認だけでなく、常にI(アイ)メッセージで伝えることを意識してみてくださいね。

頼みごとをする、相談する

子どもって、頼られるのが嬉しくて積極的になることが多いですよね。

体操教室でも、『えー、やだー』とプログラムから外れそうな子に『一緒に準備してくれるかな?』とお願いすると、積極的にプログラムに入るようになることが多いです。

家でも、料理のお手伝いや、洗濯干しのお手伝いをお願いすると、誇らしそうにやってくれます。

アメリカの心理学者が提唱したマズローの欲求では、第4段階に承認欲求というものがあります。

頼られているということは、認められていると感じて承認欲求が満たされます。 役に立つ存在だと思えることが、子どもの自信にもつながる んですね。

相談することも同じです。子どもと一緒に考えられることは積極的に相談してみてください。考える力もつきますし、何より『 自分の大好きなママに頼りにされている 』という実感が持てて、承認欲求が満たされます。

ありがとうの言葉は最大の承認

先ほどお伝えした承認欲求を満たす最大の方法は『ありがとう』を伝えることです。かんたんな言葉ですが、子どもに対してなかなか言えない方もいるかもしれません。

子どもといえど一人の人間です。尊厳を持って接するという意識を持つと言いやすくなるかもしれませんね。

ママへの影響

子どもを承認する(認める)ことで、親の方も子どもに対する見方が変わってきます。いいところが見えるようになり、行動だけでなく、何を考えているのか、感じているのかが分かるようになるので、子どもにイラっとしても怒らずに理解しようという心の余裕も出てきます。

子どもへのアプローチが、親にとっても良い効果をもたらすんですね。

5、子ども自身に考えさせる(行動させる)

なぜ行動させることが必要なの?

思っていることを聴き出した後は、どうしていくかを考える必要があります。ここで大切なのは、こちらから答えをいうのではなく、本人に考えさせるということです。

自分で考える⇨やってみる⇨結果が出る(成功?失敗?)

この結果が子どもの経験値になります。この経験値が蓄積することで、自分で考えて行動できる子になっていきます。

そのためにも自分で解決出来るように経験をさせることが大切なんです。
それでは具体的に4つの方法や注意点をお伝えします。

具体的にフィードバックする

子ども自身が気がついていないことなど、フィードバックしてあげましょう。

話を聞いてると、(お母さんは)〇〇くんがこう思った気がするんだけど、どうかな?

具体的I(アイ)メッセージで伝えてあげてください。

叱るチャンスではない!

ここで気をつけて欲しいのが、 叱るチャンスではない ということです。

ほら、いつも言ってるでしょ?ちゃんと準備しないから忘れものするのよ

と、ここぞとばかりにお小言を言いたくなるのをガマンして、子どもに自分で考えさせられるような関わりをしてあげてください。

忘れものをして困ったのであれば

忘れものして困ったんだね。どうやったら、忘れものしなくなると思う?

と子どもが自分で答えを出せるような声かけをしてあげてください。

それ本当にできるの?という答えが返ってきても、受けとってあげてください。そして、それをやってみる。
成功すればそれでいいし、成功しなかったら、また関わって話をしましょう
もう一度しっかり話を聴いて、出来ていることを認め、出来なかった原因を探り、子ども自身にどうするかを決めさせて実行する。を繰り返してくださいね。
他にいい方法や、やりやすい方法が見つかれば、それに変えるというのもありですしね♪

子どもの力を信じる

この、子ども自身に考えさせるときに一番大切なのは、子どもの力を信じるということです。

自分で考えるってまだ出来ないんじゃないかな?分からないんじゃないかな?と思うこともあると思います。

でも、まずは信じてさせてみる。意外な解決方法が出てきて逆にこちらがびっくりすることも多いですよ。その上で足りない部分は支えてあげる。

子どもの可能性は無限大。まさにその通りです。

まずは親が子どもの可能性を信じて引き出してあげてくださいね。

思い込みを外す

”こうあるべき”や”こうしなければならない”という思いこみってありますよね。

例えば、

  • 夜は○時までに寝るべき
  • 外に出るときは、パジャマを着替えるべき
  • 家の中では、静かに歩くべき
  • テレビは見る時間を決めるべき
  • ご飯は3食、偏りなく食べるべき

『〇〇するべき』子どもの反発を生みやすいんですよね・・・

はっきり言って、命に支障のないなら何をやらせてもいいと思います。

経験させて、問題が起こったらその都度解決していけばいいんです。それが全て子どもの経験値になります。

何のために夜更かししない方がいいのか、そこを理解していないと、親の目が届かない時は夜更かしします(笑)だって根拠が分かってないんだもん、当然ですよね。

自分で考えて行動できる子に育てるためには、次の日眠たくて、やりたいことが満足にできない経験も必要ですし、夜しっかり寝ることで体が成長することを知る*必要もあります。

パジャマ着て外へ出たっていいじゃないですか。ママは少し恥ずかしいかもしれませんが、何か理由があるはずです。

実際に娘が保育園に行くとき断固として着替えなかったことがありました。
よく聴くと『うさちゃんのパジャマを先生に見せたい』という理由でした(笑)
園について先生に見せたらすんなり着替えましたよ。ドヤ顔の娘を見て先生と笑ったのを覚えています。

”べき”が出てきた時は、何のためにやっているのかを親も子どもも一緒に考えるいいチャンスです

そのチャンスを逃さず、話のきっかけにしてみてくださいね。

まとめ

いかがでしたか?
かんたんにまとめるつもりだったのですが、書きたいことが多くて長文になってしまいました。

今回は省略してしまったこともたくさんあるので、またご紹介しますね。
ママやパパが楽しく子育て出来る手助けになればうれしいです。

それでは、楽しい子育てを♪♪

ABOUT ME
こずこず
器用貧乏な2児の母、こずこずです。 子どもの体操教室でインストラクターやハンドメイド、コーチングなどなど幅広くいろんなことをやってます。先日発達障害児支援士の資格を取得しました。 子育てに関して本を読んだり学ぶことが多くなったので備忘録も兼ねて『Chibita Factory』を作りました。 何かお役に立つことがあれば幸いです。