わが家は今まで『こどもちゃれんじ』を受講していました。
現在5歳になる兄は『ぽけっと』(2歳〜)から、妹は『ぷち』(1歳〜)から始めました。ずっとしまじろう一筋です(笑)
娘が2歳の時ははてなんだくんがはてなくんに変更になったこともあり玩具のかぶりは気にならなかったのですが、3歳で届くトイ玩具(ドーナツ屋さんやひらがなパソコンなど)はまだまだ現役・・・
そんなこともあって妹だけ他の通信教材にしようと通信教材を探して見つけたのがワンダーボックスでした。
新しい時代の、新しい通信教育【ワンダーボックス】
ただ、ワンダーボックスの対象年齢は4歳から・・娘は3歳。
そして、妹だけに届くと確実にケンカになる・・・
結局、お兄ちゃんがやっていればなんとかついていけるだろうということで、2人ともワンダーボックスをやってみることにしました。(この辺りは説明会で相談して決めました)
きょうだいの追加はかなりお得な値段設定でしたし♪
そんな感じでこどもちゃれんじから乗り換えて感じたことや、5ヶ月間使ってみた正直な感想をまとめてみようと思います。
先に結論を言ってしまうと、ワンダーボックスにしてみて大正解でした!
ただ、やはりデメリットもありますのでその辺りも正直に書いてみますね。
- こどもちゃれんじとワンダーボックスの違い
- ワンダーボックスのメリットやデメリット
- 対象年齢以下の3歳には使いこなせる?
- きょうだいで受講するとどうなる?アプリは1人ずつ使えるの??
この辺りが知りたい方の参考になると思います。
ワンダーボックスのSTEAM教育ってそもそも何?
ワンダーボックスとは思考力や創造性を育むSTEAM教育の通信教材です。
思考力育成アプリ「シンクシンク」を用いてカンボジアで行った実証実験では、シンクシンクを毎日実施した集団は、そうでない層と比べて、IQテストや学力テストの結果が顕著に伸びたそうです。
※カンボジア王国におけるJICA・慶應大学中室研究室との実証実験にて効果を確認参照
そもそも、STEAM教育ってなんぞや・・って感じですよね。。
なのでその辺りも調べてみました。
STEAM教育とは?
Science(科学)
Technology(技術)
Engineering(工学)
Art(芸術・リベラルアーツ)
Mathematics(数学)
この頭文字でSTEAM(スティーム)教育となっています。算数をプログラミング的に考えてみたり、理科の実験+アートの取り組みなど、今までのような各教科ごとの学びではなくさまざまな視点から興味を持って取り組めるアプローチで学んでいくようです。
子どもたちってワクワクすることがあれば「これって何?どうやるの?」って自分から知ろうとしたり、やってみますよね。問題に対して自ら興味を持って意欲的に取り組める、現実社会での問題も創造的に解決できる力を育てる方法だそうです。
日本でSTEAM教育って進んでるの?
令和元年より文部科学省が『GIGAスクール構想』を掲げて、児童生徒に1人1台コンピューター端末(タブレット含)を配布するなど教育現場でのデジタル環境化を進めています。
当初は令和5年度までに1人1台を目指していたけどコロナの影響もありかなり前倒ししているそうです。小学校の96.1%では端末の利用を開始しているそうですよ。(令和3年7月末時点)※端末利活用状況等の実態調査参照
経済産業省では「未来の教室」実証事業を立ち上げ、STEAM教育を含めた実験的な取り組みも行っています。
2020年度から小学校の教育にもプログラミングの要素が加わっているようです。
京都の立命館小学校ではマイクラというゲームを活用して歴史的建造物を作って海外の子どもたちと交流するという教科横断型の授業もされているそうですよ。面白そうですよね。
※立命館小学校、マインクラフトを活用した“答えを決めない”課題解決型学習参照
こどもちゃれんじとの違いはどんなところ?
価格はどう違うの?
価格 (税込) |
こどもちゃれんじ | ワンダーボックス | |
---|---|---|---|
ほっぷ(3•4歳) | じゃんぷ(5•6歳) | ||
12ヶ月一括 | 1,980円 | 2,480円 | 3,700円
(2人目〜1,850円) |
毎月払い | 2,376円 | 2,980円 | 4,200円
(2人目〜1,850円) |
価格はこどもちゃれんじの方が安いです。デュエルトイやDVDのクオリティを考えると本当に安いと思います。
ワンダーボックスはプログラミングなども学べるアプリを使えるので内容を考えると高くないと思います。さらにきょうだいで受講するなら料金がかなりお得になりますね。教材はほぼ1人1つずつ届きますよ。(一部トイ教材は共用になります)
ワンダーボックスはアプリの内容を考えると決して高くはない。きょうだいで申し込むとかなりお得になる
単純に価格で比較するとこどもちゃれんじに軍配が上がりましたね。
さて、教材の内容はどうでしょう。
教材内容の違いは?
教材比較 | こどもちゃれんじ | ワンダーボックス | |
---|---|---|---|
ほっぷ(3•4歳) | じゃんぷ(5•6歳) | ||
届く教材 | 絵本・ワークブック、デュエルトイ、DVD教材、保護者向け情報誌 | トイ教材、ワークブック、ペーパーコンテンツ | |
アプリ | しまじろうクラブ(アプリ) | アプリ |
届く教材はこどもちゃれんじが多めですね。
わが家ではDVDを見てから絵本やデュエルトイで遊び、休みの日にワークブックをする感じでした。保護者向けの情報はその歳頃の悩みにフォーカスしてくれていてとても助かりました。
ただ、同封されているチラシの山を仕分けるのが毎回苦痛でした。あれ、なんとかならないんですかね。。
ワンダーボックスは届く教材は少ないですが、内容が濃い!場所を取らず繰り返し使えるのも利点ですね。何よりアプリの内容が充実してます。そして私が何気に助かったのは、無駄なものは届かない!←ここ、すごく重要(笑)
ワンダーボックスは箱に「なぞとき」があって、こたえをアプリに入力するとゲーム内容も更新されるというシステム。月末が近づくと子どもたちがそわそわします。
届く教材の数はこどもちゃれんじが多い
ワンダーボックスはアプリに重点を置いているので教材は少なめ
ぶっちゃけ、やってみてた感想をまとめます!
この子たちが体験しました!
特技はあやとり。チャンバラごっこも好き。ひらがな、カタカナは一通り読めるようになったが、まだまだ甘えたいお年頃。連続で逆上がりが出来るようになったらしい(母はまだ見れてない・・)
ぬいぐるみに絵本の読み聞かせしたりしてる。
こどもちゃれんじのひらがなパソコンを2歳から愛用し、ひらがなが読めるようになった。母よりしっかりしている。
毎月届くキットはどんな内容?
<5月に届いたキットはこちら>
写真は5月に届いたキット全てです。
- ハテニャンのパズルノート(4さい〜)
- カードトラベラーの台紙+カード6枚
- カードケース
- ギアギアワールドのギア
- ギアギアワールド冊子+飾り+爪楊枝
- はじめてブック
5月に始めてキットが届いたので「はじめてブック」やカードケースも入っていました。
ちなみに、はじめてブック以外はちゃんと2つずつ入っていましたよ。
ギアギアワールドの冊子には色々な問題や遊び方が載っていて、これだけでも十分遊べました。
その後、ギアを飾りつけ。
出来上がったらタブレットで写真を撮ってアプリに登録!
<6月に届いたキットはこちら>
- ハテニャンのパズルノート(4さい〜)
- カードトラベラーの台紙+カード6枚
- パチっとグリッド
- パチっとグリッドの台紙+カラーわごむ
このグリッドは1つでしたが、それ以外のものは2個ずつ届きました。
台紙の上にグリッドを置いてゴムを引っ掛けるのですが、うさぎの形になったり、ことばを探がすなどアプローチが面白かったです。3歳の娘はゴムを伸ばして引っ掛けるのが難しかったですが、黙々とやり続けていつの間にかコツをつかんでいました。楽しみながら指先を使った微細運動が出来るツールですね。今でも引っ張り出して遊んでます。
そして、翌月追加されたパチっとグリッドの冊子を見ながらキレイな模様に挑戦。
黙々とやってました。集中力がすごい!!
<8月に届いたキットはこちら>
- ハテニャンのパズルノート(4さい〜)
- カードトラベラーの台紙+カード6枚
- イロイロファクトリー冊子+カラーセロファン+台紙+ペンライト
カラーセロファンで色の世界を楽しみました。
ハサミを使うところもあったので、工作気分で楽しかったです。
- 毎月届くのはハテニャンのパズルノートとカードトラベラー(台紙とカード6枚)
- 2ヶ月に一度トイ教材が届き、翌月はその教材をさらに活用できる冊子やキットが届く
- きょうだいで申し込んでもほとんど1人1つずつ届く(5ヶ月使ってみて共有するのはパチっとグリッド本体・ペンライトのみ)
届いた教材は使いこなせた?
ハテニャンのパズルノートは5歳のなーくんは理解しながら活用出来ていますが、3歳みーちゃんは最後の方は難しいので分かるところまでやっている感じです。
同じテーマの問題がだんだんレベルアップするので出来るところまででいいかなと思っています。発想力や概念を鍛える問題なのでこの辺りは焦らず続けていこうと思います。
トイ教材は、なーくんはねらい通り制作して遊んでいます。みーちゃんはいろんな素材に触れて楽しい体験を増やして欲しいと思っているので全部出来なくても価値はあると感じてます。
カードトラベラーは問題がいくつもあってだんだんレベルアップしていきます。
カードの裏でジャンケンが出来るのでカードジャンケンでも遊んでいます。
- 3歳はまだ概念の理解など追いついていないことが多いので全部ちゃんとやろうとすると難しい
- 答えのない教材だから子ども成長にあった発見がある。
アプリはどんな内容なの?子どもたちのお気に入りは?
アプリ利用にはスマホやタブレットが必要になります。
わが家はこれを機に1台ずつキッズタブレットを購入しました。。
↓値段もそこそこ、衝撃に強そうだったのでこれにしました。(正確には旧モデルですが・・)
まずアプリのトップページはこんな感じです。
それぞれのアカウントが表示されます。スタートを押すとトップページ(?)に入れます。
ここから自分のやりたいゲームを選んでいきます。
なーくんのチャレンジレコード
この画像は会員ページの子どもの取り組みから見ることが出来ます。どういう風にワンダーボックスで遊んでいるのか、関心の移り変わりなどが見れます。
なーくんは『バベロンプラス』や『ボードゲーム』をよくやっている印象でしたが、一通り遊んでいる感じですね。『コードアドベンチャー』がゴールド✨
『シンクシンクプラス』はたくさんのゲームがあるのですが、1日にできるのは3種類まで。クリアするとレベルが上がります。毎月変わる変わるたいせんゲームも好きですね。
8月は氷を溶かしたり火をつけたり機転を効かしてクリアする『ひみつのけんきゅうじょ』がお気に入りだそうです。
みーちゃんのチャレンジレコード
みーちゃんは『まぜまぜパレット』がゴールドですね。どの色をどれだけ混ぜるとこの色になるかな〜という問題が出ます。指を実際にぐるぐる混ぜるのが楽しいみたい。あまりやっていない『バベロンプラス』や『ひみつのけんきゅうじょ』も好きなゲームなので解ける初級レベルまでやっている感じです。
最初の頃はよく「これはどうやったらいいの?」と聞いてきましたが、最近は回数が減りました。分からないなりにやり続ける中でコツをつかんできたみたいです。チュートリアルがあるものは動画を見てやりかたを覚えていますね。
こんな感じでわたしの方が戸惑うことも多いです(笑)
- ゲームは種類が多いので年齢問わず全部やりこむのは難しい。興味を持ったものをとことんやる方が伸びる感じがする。
- 3歳児も1人でクリアできるようになる。ただ、親の説明が必要な時も多々あり。
- 会員ページから子どもの興味や関心がどこにあるのか把握できるの便利。
始める前に悩んだこと。
幼児期のタブレットは目が悪くなるのでは?
近視の原因は長時間近くのものを見続けることだそうです。なので近くで見るスマホよりはタブレットの方が良さそうなので1人1台キッズタブレットを購入しました。
わが家での対策は
- 10分ごとに1分休憩、1日最長30分に設定(親が設定できる)
- 机の上にタブレットを置いて目との距離を取る
ワンダーボックスはきゅうけいタイムや1日の利用時間が決められるので安心してタブレットを渡しています。ただ、寝転がったり姿勢が悪くなる時もあるので目を配るようにはしています。
ブルーライトカットのフィルターを貼っても良さそうですよね。
タブレットばかりして他のことをやらなくなるのでは?
そんな心配無かったです(笑)
1日30分できると子どもたちが認識しているので『おやくそくのじかん』になったら普通に遊んでます。自転車の練習やバッタ取り、ブロック、折り紙、あやとりなどもやりますし、風呂敷をマントにして飛ぶ練習もやってます(笑)
他の遊びに熱中してタブレットをやらない日もあるし、楽しい遊びの1つという位置付けになっているようです。
まとめ
さて、実際使ってみて感じたことを書いてみましたが、まとめると
- 3歳でも発想力や空間把握などの概念を育める。ただし、親の補助は必須。
- アプリは楽しくて達成感もあるのでモチベーションが続く。
- 届く教材の数はこどもちゃれんじよりは少ないが、中身は濃い。
- ひらがな・カタカナが読めればタブレットのゲームはひとりでも出来る。
- 毎月変わる対戦ゲームが楽しい。
以上、わが家で使ってみた感想でした。
今のところ大活躍してくれてます。STEAM教育についても勉強するいいきっかけになりました!
参考になれば幸いです。
STEAM教育時代の新しい通信教育【ワンダーボックス】